Arm Chromebookで統合版Minecraftサーバーを建てる

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Java版の記事はこちら

目次

準備物と環境

()内は私の環境

Chromebook(Ideapad Duet 560 128GB)

固定回線(10G光回線)

UPnPが有効なルーターまたはポート開放できる知識(WXR-6000AX12P)

*友達同士で繋ぐならポート開放せずにtailscaleを使うのもありです(そもそもChromebookで公開サーバーなんて建てないでしょうが…)

AndroidかWindowsデバイス

接続確認用のPC/スマホ

Linuxの設定

Linux開発環境環境の有効化

既にしてある場合は飛ばしてください。

設定アプリの詳細→デベロッパーより、案内に従ってLinux開発環境を有効にします。

コピペでOKの簡単セットアップ

以下をコピーしてCtrl+Shift+Vで貼り付けてください。

sudo apt update
sudo apt install default-jre -y

mkdir bedrock_server
cd bedrock_server
curl -OL https://ci.opencollab.dev/job/NukkitX/job/Nukkit/job/master/lastSuccessfulBuild/artifact/target/nukkit-1.0-SNAPSHOT.jar

cd
touch run.sh
echo "java -jar ~/bedrock_server/nukkit-1.0-SNAPSHOT.jar">run.sh
chmod 777 run.sh
./run.sh

手動セットアップ

リンク切れやその他問題で上のコードが上手く動作しなかったら、以下の手順でサーバーをインストールしましょう。

Javaのインストール

ターミナルを開いて、以下を実行

Ctrl+Shift+Vで貼り付けられます。

sudo apt update
sudo apt install default-jre -y

サーバーのダウンロード

最新版のNukkitをダウンロードします。

マイファイル下の”Linuxファイル”に好きな名前でフォルダを作り(ここでは”bedrock_server”とします)、ダウンロードしたjarファイルを貼り付けます。

フォルダの名前を変えた場合はコマンドに注意してください。

起動用ファイル作成

毎回律義に長いコマンドを打つのは面倒なのでサーバー起動用のファイルを作ります。ターミナルに戻り、以下を実行してください

cd
touch run.sh
echo "java -jar ~/bedrock_server/nukkit-1.0-SNAPSHOT.jar">run.sh
sudo chmod 777 run.sh
./run.sh

Nukkit起動&初期設定

初めて起動すると、言語の確認をされるので日本語なら”jpn”と打ち込んでエンターしましょう。

少し待つと無事サーバーが起動します。

“stop”またはCtrl+Cでサーバーが終了します。この辺は公式サーバーと同じですね。

他のデバイスからアクセスできるように設定

実際にサーバーにアクセスできるように設定をしていきます。

ポート開放する場合

Chromebookのポート転送

Chromebook宛の通信をLinux環境に転送するように設定します。

設定アプリから詳細設定→デベロッパー→Linux開発環境のポート転送を選択し、Bedrockサーバー用のポートを追加します。

ポート番号は19132 プロトコルは(TCP)ではなく(UDP)を選択してください。

ラベルはわかりやすい名前を適当に設定すればOK

ローカルIPの確認&固定

設定アプリのネットワークから、お使いのネットワークを選択しましょう。

ネットワークから”IPアドレスを自動的に設定”を無効にし、IPアドレス(多くの場合192.168.~.~)をメモしておきましょう。

こんな感じで設定すればOK

ポート開放

ルーターからのポート開放の手順はメーカーによって違いが大きいので説明できません。「メーカー名 ポート開放 やり方」で調べてください。

どのメーカーも共通のUPnPを利用したポート開放の手順を解説します。

PortMapperスマホにインストールします。(Chromebookだと上手くいきませんでした)

WindowsならUPnPCJとかでいいと思います。

右下のプラスをタップして、Internal DeviceにChromebookのipアドレスを設定

External Deviceはそのまま触らないでください。

Portは上下とも19132を選択して、ProtocolはUDPを選び、保存しましょう。

このような形になればOK

グローバルIPの確認

CMANのサイトから自身のグローバルIPを確認します

アクセスで使うのでメモしておきましょう。

ポート開放をしない場合(Tailscale)

curl -fsSL https://tailscale.com/install.sh | sh
sudo tailscale up
tailscale ip -4

ログイン用のURLが表示されるのでクリックしてブラウザからログインしましょう。

アクセスする側もTailscaleをインストール&起動して、

LinuxサーバーのipをMinecraft側で打ち込めばアクセスできるはずです。

Nukkitの更新

最新verのNukkitのjarファイルをダウンロードしてきて、Linuxフォルダ/bedrock_server内にあるjarファイルに上書きすれば更新できます。

一応バックアップを取っておくのを忘れないようにしましょう。

最後に

公式サーバーを使うのが一番確実でおすすめですが、Armプロセッサに対応していないので、サードパーティー製のNukkitを紹介しました。

結果的に公式サーバーより簡単にサーバーを建てることができたので、x64プロセッサでも割とおすすめです。

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